【老後の生活費は3600万円!?】老後にお金がいくら必要なのか?

守る

老後っていくら必要なのかな。貯金まったくできてないけど大丈夫かな。

そもそも私が65歳になった時って年金はいくらもらえるの?

こんな人のための記事です。

年金2000万円不足問題や少子高齢化で将来に不安をかかえている方は多いです。

ところが、実際に老後に必要な金額はいくら必要なのか考えている人はほとんどいません。

当然個人差はありますが、今、世の中には65歳以上の人たちがいるのですからその人たちの生活費から考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみに先に結論を言いますと、独り身の場合、100歳まで生きると「年金とは別に」老後は最低3600万円が必要になります。

今回は独り身世帯に必要な老後資金はいくらなのか、まとめました。

現在の老後生活を過ごす人の生活費は平均いくら?

2018年の政府の調査による、単身世帯の65歳以上の生活費は平均で「152,791円」だそうです。

「あれ?意外に少ない?」とか「そんな金額じゃ生活できないよ!」と思った方、そのとおりです。

この金額は家賃世帯の割合が16.9%と低いため、このような低い金額になっています。

2020年1月の全国の平均家賃(総平均賃料)を参照すると、

東京都は71,702円、愛知県54,987円、大阪府は59,789円、福岡県は54,702円です。

つまり、住居費の家賃地代7,162円を差し引いてから、平均家賃を加算すると、

主要都市では最低約20万円が老後に必要な資金になります。

インフレを加味した老後の生活費は?

老後の生活費を計算するうえでは、インフレを考慮する必要があります。

例えば、今100円で売っているりんごが1年後には105円になったとします。

りんごという「物」は変わっていないのにりんごの「価値」が上がったため、金額が上がっているのです。このように物価が上がることを「インフレ」といいます。

(逆にりんごが95円と安くなった場合は「デフレ」ですね)

このインフレを加味して、先ほど計算した老後の生活費を考えますと下のグラフのような推移になります。

老後の生活費を20万としたとき、年2%インフレ率が増加していくと30年後には36.2万円、40年後には44.2万円必要になります。

国が高い経済成長と考える1.6%でも40年後には37.7万円と現在のおよそ1.9倍に増加します

銀行預金の利子が約0.01%であることを考えると、インフレ影響は全くカバーできないため、老後の必要資金がそれなりに多いことがお分かりいただけると思います。

老後の年金はいくらもらえる?

とはいえ、日本には「年金」という制度がありますので、生活費の何割かは国から補助がもらえます。

では、私たちが65歳を迎える時、年金はいくらもらえるのでしょうか?

まず、もらえる公的年金の給付水準は「所得代替率」で考える必要があります。

というのも、公的年金の特徴は「額」ではなく一定の価値を保証するというものがあるからです。

年金の「金額」を固定すると、インフレや給与水準の上昇があったときに、年金の価値が下がってしまう恐れがあります 。

これを避けるために、公的年金ではモデル年金と所得代替率を設定し、給付開始時の現役世代の手取り収入と比べてどの程度の年金額を受け取れるか、というものさしを設けているのです。

所得代替率にはいくつかのケースがありますので、国の想定に合わせて計算してみましょう。

(引用:厚生労働省 社会保障審議会年金部会資料)

ケースⅠの経済成長と労働参加が最も進む場合で想定します。

(引用:厚生労働省 社会保障審議会年金部会資料)

40年後の2060年で考えたとき、夫婦の場合は所得代替率が51.9%になります。

単身世帯の場合、もらえる年金(単身年金)は「厚生年金+夫婦基礎年金÷2)」になりますので、38.65%が所得代替率です。

よって、もらえる年金は約24.3万円です。

(インフレ率2%であることを想定すると、毎月19.9万円が残りの不足分です)

今度は、ケースⅤの経済成長と労働参加があまり進まない場合で想定します。


40年後の2060年で考えたとき、夫婦の場合は所得代替率が44.5%になります。

単身世帯は33.55%が所得代替率です。

よって、もらえる年金は約15.7万円になります。

(2060年時点で必要な生活費は27.5万円ですので、インフレ率0.8%であることを想定すると毎月11.8万円が残りの不足分です。)

結局、老後に必要なお金はいくら?

以上を踏まえ、年金以外に老後で必要になる金額を計算してみましょう。

今回は65歳から100歳まで生きることを想定します。

インフレ率が1.2%以上だと、所得代替率は2043年以降で固定されます。

なので、2043年以降(2020年現在で40歳以下くらいの方)で年金をもらうことを想定しますと、

約5000~8400万円の貯蓄が必要になります。

インフレ率を加味しているので金額の幅が広いですが、現在の価値に換算すると3600~3800万円くらいです。

現在35歳の人が65歳までに3600万円を貯蓄しようとすると、毎月120万円が必要です。

年収400万円くらいだとかなりハードです。

ものすごい節約をすれば可能ですが、投資をして増やす努力をした方が現実味がありますね。

まとめ

今回のまとめです。

1.単身世帯の場合、老後生活をしている人の生活費は約20万円。

2.年金はケースによるが将来的には16~24万円くらいもらえる

3.老後に必要なお金は最低3600万円(年金とは別)。

いかがでしたでしょうか。

結構な金額に驚いたとは思いますが、あくまで「平均」です。

生き方は人それぞれですので、自身の住む地域や人間関係などを考慮して、いらないところや足らない部分は自身の考える老後生活に合わせて変えていけばいいと思います。

以上で今回の記事を締めたいと思います。

それでは!

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